日本ワインの魅力

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50年以上愛され続けているロングセラーのディリーワイン





「日本ワイン」の定義とは


「日本ワイン」とは、日本国内で栽培されたぶどうを100%使用して日本国内で醸造されたワインです。
日本ワインの特徴はその多様性です。日本を代表する白ワイン用品種の「甲州」や、赤ワイン用品種の「マスカット・ベーリーA」などの日本固有の品種に加え、アメリカ原産ラブラスカ種との交配種、さらに近年はシャルドネ、メルローといったワイン専用種も導入され、幅広い品種から多様な味わいのワインが造られています。
日本列島は南北に長く伸び、盆地、山間部、丘陵部、海岸近くなど様々な場所でぶどう栽培が行われています。
各地の気候は大きく異なり、ヨーロッパの主要産地と比較すると全般に雨量が多く多湿な環境にあります。北部の積雪が1メートルを超える北海道から、夏は最高気温が30度を超える日が続く九州まで年間気温の幅が広いといった環境で、それぞれの地にあった栽培方法への取り組みが行われ、各地で良質なぶどうが生産されています。
日本全国でワインが造られていますが、主な産地は山梨、北海道、長野、山形、新潟、宮崎、鳥取、京都などが有名ですね。
日本で初めて、ワイン専用品種でワインを醸したワイナリーで1936年(昭和11年)に開墾したサドヤ農場に、フランスより導入した約40種類の醸造用ぶどう品種を植えたようです。


その後、栽培に成功したぶどうから、当時の日本ではまだ浸透していなかった、本格辛口ワインの醸造を始めたとのこと。

サドヤさんでは80年前から、ボルドー系の品種である、カベルネ・ソーヴィニヨンとセミヨンの栽培を続けています。

サドヤさんの自社農園、サドヤ農場は日本のカベルネ・ソーヴィニヨンとセミヨンの発祥の地と言われています。

そんなカベルネ、セミヨンに合う料理を僕の視点からお薦めすると。。。。。

■カベルネソーヴィニヨン*あくまでカベルネ主体のものも含みます。

●熟成タイプ
仔羊(ラム)や鹿のロースト/ ラム肉独特の風味を活かしながらアクセントにスパイスやクリーム系のソースも合わせやすいと思いますよ。
牛肉のロースト/ステーキ/ 少し甘味と酸味のあるソース、胡椒やスパイスなどで食べるとよりマリアージュが楽しめると思います。
熟成感のあるチーズ/ ウオッシュタイプ、ブルー、白カビでも熟成しているタイプに、干しフルーツやナッツ、蜂蜜を添えても良いです。

●ミディアム・ライトタイプ
素材は牛肉、豚肉、鶏肉など合わせやすい料理は無限です。ロールキャベツ、ビーフシチューもいいですね。
特にすき焼き、ハンバーグ、また塩コショウでシンプルな味付けの調理にもかなりイケます。またマグロやカツオなどの魚料理(お醤油ベース)でも良く合います。

■セミヨン
セミヨンはブドウの甘味を感じるものが多くあります。一般的にデザートやカレーなどに合わせやすいと聞きますが、感じ方は十人十色。
若いタイプと熟成が進んでいくタイプでも相性があるようです。
若いタイプ: 魚介類のアジアン料理、オイスター、カニ、アサリ、刺身、シーフードサラダ、アスパラガスやえんどうなどの春野菜を使ったパスタ、 フェンネルやかんきつ類をつかった料理、イカのフライ、ヤギのチーズなどが試しましたがかなりイケると感じました。
熟成タイプ: スモークサーモンやこくのある魚介類、もしくは軽めの肉料理によく合います。

あくまで上記は僕個人の感想です。
その地域で育ったブドウは、その地の食材で相性を探してみるのもとても楽しいですよ。

現在、アルコール飲料全体の消費が減り続ける中、唯一ワインの消費量のみが、増え続けているそうです。
他のアルコールに比べると、水やアルコールを加えたりしないワイン醸造はブドウの力だけでアルコールに変化するため、よりブドウの栽培も重要な要素ですよね。
ワイン好きの僕はワインは農産物と捉えています。
「ワインのある豊かな暮らし」を多くの人に体感してもらえたらと想うワイン好きな一個人の記事でした。